ちんとんしゃんてんとん

好きな娯楽、ダラダラ日記、生活のことを書いている

『ザ・タワー 超高層ビル大火災』を観た。

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監督:キム・ギフン

出演:ソル・ギョング

   ソン・イェジン

   キム・サンギョン

   キム・イングォン

 

 

クリスマスイブに超高層ビルで大火災が起きた、

という話です。

 

映画館で上映されているころはどうしても

観られなかったので、念願叶いまして

ようやくWOWOWにて鑑賞いたしました。

 

 

 天国と地獄は地続きだ。

 

映画よく観られる方ならポスターの時点でお分かりかと思いますが、

『タワーリングインフェルノ』の正式リメイクらしいです。

 『タワーリングインフェルノ』は1回だけ観たことがあります。

 

そんな1回観ただけのおぼろげな記憶ではあるのですが

今回は『タワーリングインフェルノ』と『ザ・タワー』の

共通点と違う点を箇条書きしてみます!

 

 

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共通点

  • 火が怖い
  • 消防士さんがかっこいい
  • タワーの作り(パーティー会場含む)
  • グランド・ホテル方式
  • 人って尊い、けど、醜い
  • 何よりもあの炎上するビルを下から眺める、あのショット!

 

『タワーリングインフェルノ』で描いてあることを、

受け継いでいるんだと思います。

 

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違う点

  • ビルの材質、それによる被害
  • 火の怖さの質
  • 演出
  • 特にコメディリーフ

 

私が気になったのは、『ザ・タワー』の

諸々の演出が過剰ってことでした。

コメディですよ〜的な演出されていたり、

お涙頂戴的なシーンがあったり。

『タワーリングインフェルノ』はそこらへん

距離を置いた描かれ方をしていた印象があるので、

余計気になったのかもしれません。

 

あと火の脅威演出も違って、

『タワーリングインフェルノ』のほうが

「消しても消しても消えない!」っていう

じわじわくる火の脅威演出が怖かったのですが、

『ザ・タワー』にはありませんでした。

火は消しやすくなっているのだろう、きっとそうだろう。

もしくは燃えにくくなっているのだろう、きっとそうだろう。

 

火は消しやすくなっているのかもしれませんが、

また別の問題が出てきています。

ビルが2つ並んでいることや、

火事になった原因から考えても

きっとこれは9・11が意識されていると思います。

アメリカ本国じゃやりにくそうに思えることも

描き切っているのは

アメリカ本国じゃないってこともそうでしょうが、

韓国映画の強みだなと思います。

(『テロ、ライブ』もよくぞそこまでと

描き切っていてとても印象深い映画です)

 

ただね…

違う点とかそういうのとは関係なく

よく分からなかったのは

あのビルの偉い人は何で防災シャッターを

閉めたのかってことで…何だったのでしょう。

 

あと、カメラのこととかよく分からないのですが、

いきなりグンとアップに近づく手法が

多用されていて、とても気になった。

あの手法は大袈裟に見えますね。

 

 

と、文句みたいなのタラタラしてますけど、

基本的には楽しみました!

御涙頂戴シーンでまんまと泣いたしね!

「火事ってそういうことがあるのか…!」

みたいな火事の心構えがあるのも

観ていて勉強になるしね!

 

何より『タワーリングインフェルノ』の同様

超高層ビルには住みたくなくなります。

(そもそも住めないけど)

逃げやすいところに住むのが一番だ!!