『美女と野獣』を観た。
監督:クリストフ・ガンズ
脚本:クリストフ・ガンズ
サンドラ・ボニアン
出演:ヴァンサン・カッセル
レア・セドゥ
お父さんの代わりに野獣の城に行きましたって話。
原作未読、
ディズニー『美女と野獣』は観たことありますが、
すっかり忘れていました。
あと、クリストフ・ガンズ監督の
『サイレントヒル』も観たことありません。
美女と、野獣の話
レア・セドゥは『アデル、ブルーは熱い色』を観て
エマ役がとても素敵で、そこから積極的に観てます。
女性性をやる彼女を観たかったので
楽しみにしていました。
予告編の時点で
ディズニーアニメ版『美女と野獣』と
どうやら違うみたいだな、
原作とかに近いのかな?って思っていたのですが、
原作ともまた違うらしいですね。
見所と思うところ挙げて行きます。
①美術
この映画、ある程度VFXを製作国がフランス中心にしては
多用されているように思うのですが、
それでもある程度SFXをしっかりやりたかったのかなと
思うぐらいに、美術がこっていた印象です。
とくに重要な野獣とベルの晩餐のテーブルの装飾は
とてもきれいでした。
って、これはちゃんとセットだと思ってたんですが
もしかしてVFXだったりするのでしょうか…
セットデコレーションってスタッフがいたので、
きっとそうだろう。
②音楽
映画音楽でもクラシカルでフルオーケストラって感じの
サントラは本当に久しぶりに聴いた気がしました。
映画音楽のオーケストラとなると、
どうしてもジョン・ウィリアムズ的なものが多い印象ですが、
そういうのともまた違って、
本当にクラシック音楽のようでした。
あんまり詳しくないので、ぼんやりしたことしか
言えないのがもどかしいっっ
最後のエンドロールには、しっかりソリストの名前まで
のっていたのは、驚きました。
もしかしたら、今までの映画にもあったのかな…
③レア・セドゥ、そしてドレス
ディズニーに勝てるとしたら、それは実在する美女、
そして実在するドレスって感じなのかなって思ってしまうぐらい、
レア・セドゥを可愛く美しく、そしてドレスを華麗に!ってのに
力を注いでいる印象でした。
って、私がレア・セドゥ目当てに行っているからと
言われたら、もうその通りなんですけどね。
***
クリストフ・ガンズ監督自身、
「これはおとぎ話だ」と言っているらしく(wikipediaより)
ラブストーリー要素よりも教訓とか寓話みたいな方を
より前に出されている脚本だな、と。
そもそも子供に読み聞かせるっていう冒頭なので、
あくまでおとぎ話なんでしょう。
どうやら何で野獣になったかというのは、
原作小説では描かれていないようで
これを描かれることによって、
因果応報モノ(ってのがあるのかは知りませんが)として
描かれているのかな、と思いました。
そういうところもおとぎ話っぽい。
その為なのかラブストーリーの説得力が減っています。
で、ラブストーリー分を補うためなのか
エンドロールで流れる曲が所謂『美女と野獣』のテーマである
見た目で愛するんじゃないんだよ、って言ってる曲が
合ってないなと思いました。
それにしても、クライマックスもあるし、
ベルに決定権はないといえど、
そんな裕福ではない実家に帰るのに
赤いドレスってどうなのよって思ってしまったけど
レア・セドゥが似合っていたので
別にいいやってなってしまいました。
これを機に観てみたいなーとも思いましたが
買うしか観る方法ないのかな…
このレア・セドゥが素敵!映画。
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