ちんとんしゃんてんとん

映画感想と箇条書きと私

『滝を見にいく』を観た。

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監督・脚本:沖田修一

出演:根岸遙子

   安澤千草

   萩野百合子

   桐原三枝

   川田久美子

   徳納敬子

   渡辺道子

 

 

新宿武蔵野館で鑑賞。

沖田修一監督は『豆大福ものがたり』以外全部観ていた。

こんなに観ていたんだと自分でも驚きました。

 

 

滝を見に行ったら、迷いました。

 

愛すべき7人を紹介します。

 

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 左から

 

この映画はこの7人をいとおしむ映画です。

 

所謂空気系アニメを好きでよく観るのですが

(好きなアニメはゆゆ式です)

美少女じゃなくて、オバちゃんでも

こーんなに可愛いんだ!!って

思えたのは発見でした。

 

美少女アニメとはまた違う愛らしさがありますね。

例えば些細ないざこざがすごく滑稽に見えてしまって、

思わず笑ってしまうんですけど、

その分、皆が仲良さそうなシーンは

本当に可愛くて仕方ないし、

とても嬉しかったし、楽しかったです。

 

クライマックスの、前の繰り返しをするシーンで

思わず、ものすっごく寂しくなってしまうぐらい、

本当ずっとずっと観ていたかったです。

またあの7人に会いてえよ!!

 

***

 

空気系って言いましたけど、

お話が遭難したってだけですが、

全然日常とはかけ離れたからこそ

リアリティのある話だと思います。

あとおばさんじゃなきゃこの可愛らしさは

でなかっただろうな、とも。

 

私の友人(女)が

「おばさんになりたくないんです!」って

言ってたのを思い出しました。

何でかって聞くと、「素敵に見えないから」

だそうです。

 

そう言われてから、何となく

おばさんの中でもオシャレに自分らしく

生きて行ってないように映るおばさんには

なりたくないな、と思いました。

例えばスーパーで働いているような。

でも、今の私にはそんな未来が一番最初に

思いついてしまいます。

 

この映画に出てくるおばさんたちも、

きっとその友人が言った「おばさん」に

当てはまるなって思いました。

 

でも、あの人たちになりたいかと言われたら、

答えになるのかは分かりませんが、

あそこの一員に入ることは全然悪いことじゃないなと

ちょっと前向きになれました。

加齢って自分らしさをなくすことではないし、

自分らしさをないがしろにされることでもないんだと、

思えました。

 

別の話ですが、

人と友人になるのって、

親しくなるのって、こうゆうことだなって

思ったのも面白かったです。

 

年をとって、家庭を作ったりしていると、

だんだん自分らしさというよりは

役割を果たす感覚に近くなるのかなと

危惧している部分があります。

 

だから、いくつになっても

(もしかしたら年取った後のほうが)

友人には会っていたし、

いろんな話や遊びがしたいなと思っていたのにも、

「それは大切にした方がいいよ」と

思わせてくれた気がしました。

 

 

 

 この映画でも『横道世之介』をちょっと思い出しました。

でも、「また世之介に会いたいよ」ってのと、

「この7人に会いたいよ」ってのは、ちょっと違う気持ちですね。

 

 この映画のSHO-GUNGに会いたい!って

気持ちとよく似ています。