ちんとんしゃんてんとん

好きな娯楽、ダラダラ日記、生活のことを書いている

『ネオン・デーモン』を観て思う、私がエル・ファニングに抱く幻想の話

ネオン・デーモン』を観ました。

 

ニコラス・ウィンディング・レフン監督映画は

好きなものも多いので、楽しみにしていたのですが、

結果として乗り切れず…

 

理由を考えてみました。

レフンの映画ってすごくロマンチックだし、

ファンタジックだなって思います。

彼のロマンチックさやファンタジックさは

とても暴力的で強引で、

それがとても映画と相性がいいんじゃないか、

だからとても魅せられてしまうんじゃないか、と。

 

そこから考えると、今までの映画って

男性側の話が多かったので、

その部分に関しては暴力的なロマンチックさが

私にはすごく魅力的に見えたのですが、

今回の女性側の話では、

何だか食傷気味に感じてしまいました。

 

レフン監督自身はそこまで男性性だから女性性だから、

みたいな分け方をしている人ではないと思いますが、

私自身の感じ方として、暴力的なロマンチックさで

女性を描かれることに対して結構辟易しているんだと

ネオン・デーモン』を観て思いました。

 

男性側から見る女性の幻想的な部分とか、

そういうのに「もうええやろ」って思ってしまう。

レフン監督は元々が暴力的なロマンチックさ、ファンタジックさが

持ち味の人だから、あぁいう風になってしまっているから、

私の思っている嫌悪感の源とは別物であることはわかっているんだけど、

何だか今の私には受け入れられなかった。

 

もしかしたら、私自身がエル・ファニングに対して幻想みたいな

ものを抱いているからかもしれない。

なんとなく「ハリウッドの妹」みたいな幻想を根強く抱いていて、

それに関しての話だと混同しているのかもしれない。

(狙っている部分はあるとは思うけれど)

 

エル・ファニングを「ハリウッドの妹」と表現されてたのは、

確か『ハリウッド女子』だった気がする。

とても楽しい本

ハリウッド女子 (ぴあMOOK)

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エル・ファニングじゃなかったら、

もうちょっと飲み込みやすい映画だったかもしれないな。

 


Sia - Waving Goodbye (Music Video)

 

それにしてもSIA無双。

映画のエンドロール使われてる率高すぎる気がする。

SIAの歌声が流れるだけで「なんかよかったかも」みたいに

なっちゃう効果が実証されてんのかいな!?って思ってしまうほど。

でも、分かる。SIAが好きだわー。

 

それにしてもレフン監督と好みが合うのか

それとも音楽担当のクリス・マルティネスと好みが合うのか

『ドライブ』の時はLOVEFOXXXだったし、

好きな女性ボーカルの曲が入っていると嬉しいものですね。

 

 レフン監督作品で一番好きなのはコレ

ブロンソン [DVD]

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 トムハを好きなのも関係あるかもね。

 

あ、エル・ファニングのこと、嫌いじゃないです!

『アバウト・レイ』楽しみだな。