『勝手にふるえてろ』の自分の生活の肯定を、知らない人と一緒に感じてる嬉しさの話
去年の年末から話題だった『勝手にふるえてろ』を
観てきましたよ。
噂通り面白かったです。
松岡茉優ちゃんがとてもかわいく面白かったー
同じ会社で働きたかった。
というか、会社の同僚との関係性、
ひいては会社の女性社員の描き方にグっときた。
仲が良い同僚との関係って友情であり、
友情とはちょっと違った部分みたいなものを
感じることが、私にはあります。
別の人間だから「どうなんだろう?」って思う瞬間も、
そりゃあるんだけど、
それと同時にどうしようもなく楽しい瞬間もあって、
そういうのを別の誰かも感じたことあるんだと思うと、
とてもうれしかった。
やっぱり何でも友情っていいなぁって思うのです。
もともとの友達ともそうだけど、
同僚、夫婦、親子関係でも、友情みたいな感情って
大切にしていきたいなと改めて思えました。
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あと、なんというか、自分のみっともない日々も、
【もちろん誰かにかけた迷惑とかは忘れちゃいけないと思うし、
反省は必須だけれども】
それでもアレはアレでやらかして、
そこから頑張ったから今があるんだと
自分だけコソっと肯定的に思ってもいいんじゃないかと思えた。
『サニー 永遠の仲間たち』で、
過去の自分を抱きしめるシーンがあるけれど、
せめて自分だけは自分を抱きしめるような時があっても
いいんじゃないか、ってそういうのを
肯定してもらえるのって、すごくいいなって思った。
物語の力ってすごいなと改めて実感した。
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それにしても、渡辺大知くん演じる二がとても良かった。
あの最初のウザいアピールやアプローチは、
「ないわー」と思っていたけれど、
途中から溢れてくる、「好きだー!」感が
あぁかわいい、かわいすぎる、なんだあれなんだあれ。
ラストの喧嘩シーンも、よかった…
好き同士のお互いの気持ちをぶつけあうシーンって
好きなんだなぁっ。
あくまで正直で、あくまで感情に嘘をついていないことが、
愛おしく思える。
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説明しすぎかな?と思うところもあるけど、
でも、すべて言語化してしまって
ハッキリ認識してしまう感じも
何かよしかっぽいなって思うし、
包み隠せずに全部説明してしまうのは
何か二っぽいなって思った。
それにしてもとても楽しい映画だった。
またいつか観たいなと思う日がきそう。