ちんとんしゃんてんとん

映画感想と箇条書きと私

『エクソダス 神と王』を観た。

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監督:リドリー・スコット

脚本:アダム・クーパー

   ビル・コラージュ

   ジェフリー・ケイン

   スティーブン・ザイリアン

撮影:ダリウス・ウォルスキー

出演:クリスチャン・ベール

   ジョエル・エドガートン

   ジョン・タトゥーロ

   アーロン・ポール

 

何となく壮大な画が観られそうだし

血のつながらない兄弟モノが好きなので、

楽しみにしていました。

 

今回は箇条書きなしです。

 

 

神は奇跡を起こせるのか

 

あの正直、ポスターでは奇跡って言ってますけど、

エクソダス』内で奇跡は起きていないという印象です。

 

出エジプト記』が原作の映画といえば『十戒』ですけど、

そこでは仰々しい"奇跡"が起こっているなーと

小・中学生ぐらいの時に思った記憶があります。

こんなに苦しいことから耐えないと奇跡起きないのか、とか、

奇跡すげー!とか、そんなことを思ってた。

海が割れて、道出来るって奇跡ぐらいでしか

2015年現在でも出来なそうだし。

 

その『十戒』と比べると、何か奇跡と言われるソレが

奇跡としてじゃなくて、現象なんだっていう

理屈があるっていうのが、妙に納得してしまいまして。

劇中でも説明している人がいましたけど。

 

大きな災害が沢山起こっていると、

自分の無力さを感じてしまいます。

それが所謂神の仕業だとは思っていませんけど、

きっとこの映画のモーゼはそんな気持ちなんじゃないか、と。

理屈や預言で、理不尽な気持ちをどうこうなんて出来ない

願ったからって止められる訳じゃない、て

そういうの覚えがある。

 

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それに加えて、神が何でも出来る訳じゃなくて、

神が知っていて出来ることは、

バタフライエフェクト的なことだと

表現されているように感じました。

絶対的な力ではない、反論だって出来る存在、

だけど、それがその存在の些細なさじ加減で

人間の生活は左右してしまうって、

絶対的な力よりもある意味怖い。

けど、ある意味では信じられるのかも。

 

理不尽な目にあうのと、人間関係の諸々は

別のこととして扱われているのがグっときた。

歪さというかどうしようもなさというか。

 

期待通り画もスケールが大きくて、

(『アラビアのロレンス』を思い起こさせました)

観ているの楽しかったです。

ワニがぞろぞろぐちゃーとか

カエルやら虫やら大量に出てきますし、

映画でしか観られないものは観れます。

(苦手な人はやめておきましょう)

 

そういえば、噂で聞いて、

事実関係が確認できなかったのですが、

撮影72日間だって聞きましたが、本当だろうか。

さすがに無理だろう。

 

と、私は満足したのですが、

どうやらキリスト教圏では問題作らしく、

エジプト・モロッコでは公開禁止になったようです。

宗教観点からは分からないことが多々ありますけど、

正直原作が『出エジプト記』だと言っているなら

せめてキャストの人種はもうちょっと気遣ったほうが…

(だって、繊細な問題だし…)

と、さすがに思ってしまいましたとさ。

 

 

観た当時のインパクトはすごかった 

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 『エクソダス 神と王』はトニー・スコットに捧げられていました。

どんな兄弟で、どんなお話をしていたのでしょうか。

ご冥福をお祈りします。 

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