『我が家のおバカで愛しいアニキ』を観た。
監督:ジェシー・ペッツ
出演:ポール・ラッド
おバカだけどお人好しのネッドが
警察に騙されて逮捕された!
出所したのはいいけど、住むところが無く、
3人の妹にお世話になるのだけど…
といった感じ(伝われ!)
原案も監督同様ジェシー・ペッツさん。
日本未公開の映画ですがWOWOWで放映されてました。
タランティーノの2011年ベスト⑩に入っていたようですね。
コミュニケーション不足って何だろう!?
美人三姉妹のアニキであるネッドが、
何か三姉妹が人間関係で問題がある度に
「コミュニケーション不足だ」って言っていました。
とても印象的な台詞。
ネッドにとっては「コミュニケーション不足」に映るようですが、
それは基本的に自業自得で、そこがとても面白かったです。
ということで、主人公である
おバカだけど、とってもいい奴ネッドのことを
嫌うやつはこんな奴だ!
①自分のことしか考えていない人
②嘘つきな人
③隠し事をしている人
多分、この3つって誰でもやったことあるし、
そういう資質を持っていると思うんです。
アハハとなると同時に胸が痛むゼ…
そりゃネッドみたいになれりゃあいいですけどね!
誰かが誰かを責める時に
「ん?それって自分のことだよね?」ってなるシーンの度に
グっときながら胸から血を垂れ流していました。
心が、心が泣いているよ!
そして、誰にでもチクっちゃうし、
空気を読めないネッドを好きになっちゃう人はこんな奴だ!
①自分を周囲に受け入れてもらえていない人
②人に嘘つかれたり、騙されたことある人
③自分の足で生きている、生きて行こうとしている人
多分、この3つも誰でも当てはまるんじゃないでしょうか。
だから、ネッドのことを皆好きになったり、
憎めなく感じてしまうんじゃないでしょうか。。。
全然違う映画ではあるけど、こう字面にすると
ネッドは横道世之介みたいですね。
ネッドに癒されながらも
ネッドにイラっとしたり
ネッドの周囲をアチャーと思いながら
反省するにはうってつけの映画です!
そうじゃなくても、勿論面白いですよ!