ちんとんしゃんてんとん

好きな娯楽、ダラダラ日記、生活のことを書いている

Netflix 『Queer Eye』を観て思う、尊重のし方は学ぶものなのかも。

前シリーズ、オリジナルの方は観たことがないのですが、

Netflixにあがっている、リブート版のクィア・アイが

本当に面白くて、いっきに3話観てしまいました。

 

簡単に『クィア・アイ』の説明をすると、

Fab5(ファビュラス5の略)である5人が

それぞれの担当でターゲットである男性を

改造していくというものです。

 

まぁよくあるパパ改造的なものと思っていたんですが、

びっくりしたのが担当制のことです。

日本でやってるパパ改造ものって、ファッションだけとか

そういうイメージが強かったんですけど

(実際最近のはどうかもしらないのですが…)

この『クィア・アイ』は

インテリア担当、カルチャー担当、

ヘアスタイル&スキンケア担当、

フード&ワイン担当、ファッション担当と

分かれていて、それがいい。

 

それを「見た目だけかっこよくしようぜ!」といっただけで、

その人の中身がそれについていってないのでは

全然意味がないんですよね。

 

まだ3話しか観ていないのですが、

3者3様で、当たり前なんだけど全然違う。

環境も違えば立場も違う、人種も違うしね。

この改造についての推薦者っていうのがその都度いるので、

本人がどうしても変わりたい!と希望しているのとは

ちょっと違うってところがあるように見受けられます。

勿論改造するよってことに対してOKはしているけど。

だから、単純に服装かえるよ!インテリアかえるよ!

ってだけじゃ心が開かれない可能性があるし、

折角改造しても、持続しない可能性だってある。

 

そこで5部門に分かれているのが活きてくる。

 

ある人は運動することによって表情がかわってきたり、

ある人は料理の最中に愛する人のことを話してくれたり、

ある人は自分にあったオーダーメイドスーツを着ることにより

表情が明るくなったりしたり。

 

そこからこの改造についての心が開かれ、

それが明らかに彼らの表情を変え、

誰かと接することへの自信を取り戻させてくれるんですよね。

それが本当に感動的。

そして、そこにFab5の方々も感動しつくしてて

そこが微笑まして、そしてまた感動。

 

改造とかいってますけど、Fab5の方々

ターゲットの男性自身をとても尊重しているんですよね。

魅力的な人物たちが「これは酷いけど、あなたのここ素敵!」とか

惜しみなく褒めてくれる!

改造する際にも、本人の個性や落ち着かない気持ちには

させないような配慮が行き届いていて、

この人たちは誰かを"尊重する"ってことを

よく理解している人たちなんだなぁと。

さすがプロフェッショナル。

 

なんとなーく、そんな様子を見てて

人って他人から尊重されると、他人を尊重できるものだと思った。

実は何事にもやり方ってあると思っていて、

割とそういうのを身に着ける機会ってないなーと。

しかも、尊重するやり方って、

どんな人相手かにもよって微妙に違ったりする。

 

女性を尊重しているつもりだけど、

配慮がいきとどいていなかったりとかね。

その配慮はどんなものか?

ある人はデートの時にカジュアルすぎる格好で

スーパーいっていることが、

パートナーを女性として尊重していないことに

実はつながっているかもしれないし、

ある人は友人を家族に紹介していないことで

距離をとっているように思われているかもしれない。

それって言われなきゃわからなかったり、

何かキッカケがないとできなかったりするって

ことなのかなって思いました。

 

何事も日々学びですね…(いきなり雑)

 

長くなりましたが、最後に

細かいけれどクィア・アイのここが好き!を羅列。

 

・ヘアスタイル&スキンケア担当ジョナサンのアドバイス

 具体的かつ簡単で最高 しかもジョナサンめちゃかわいい

 ジョナサン自身の容姿でいえば、ジャレット・レトよりのイケメンなのだけど、

 しゃべり方やしぐさがかわいい。

 ただのオネエ的なのともちょっと違う気がする。かわいい。

・ファッション担当タンのアドバイスが具体的で最高

 この色は似あわないから着ないでとか、ちゃんと言ってくれる

 あとコストのこととか、特別な時とかそういう相手に必要なものを

 ファッションとして与えてくれてる感じがする

・改造後の映像を観るときに、ターゲットの男性がちょっとたどたどしくも

 頑張っている姿がほほえましい

・改造後の映像を観ているときに、担当している部分の改造具合を

 見ている担当の人たちの様子がかわいい

 

全8話で、あと5話分いっきに観てしまいそう。

シーズン2も決まったようですし、まだまだ楽しみー!!

 

 

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 オリジナル。ちょっとほしい…

【映画と私日記】高畑さんの作品との思い出話

高畑勲さんがお亡くなりになりましたね。

宮崎駿さんの映画も好きですが、

高畑勲さんの映画も好き。

 

平成狸合戦ぽんぽこ』の百鬼夜行、楽しかったし、

『ホーホケキョとなりの山田くん』も面白かった。

家族っておかしいけど、好きだなって思えた。

おもひでぽろぽろ』は、大人ってこんななんだと

大人を身近に感じた。

作品自体に癖はあるけど、

なんだか観ているこっちを素直にさせてくれる映画が多かった。

 

と同時になんだか苦手なものもあった。

大人になって観たのもあってか

パンダコパンダ』はキャラクターとても魅力的だけど、

設定がついていけず。

私もつまらない大人になったんだなぁと思った。

 

あと、なんといっても『かぐや姫の物語』。本当に苦手。

それと同時にとてつもない映画ということは分かっている。

これは私のコンプレックスの問題で、

私は美人ではない。

だから、かぐや姫の気持ちが分からない。

しかも、高畑さんのように想像すらできないだなんて。

 

私は永遠に美人の気持ちなんて知りたくなかったのかもしれない、と

これを観て思うことになりました。

 

twitterで見かけた表現に

「これは恋愛アレルギーの人の話」とあって、

なるほどなぁと思いました。

それを聞いて、やっとちょっと腑に落ちてた。

 

でも、こういう心の動きって

確かな演出力があったから、私は味わうことができたんですよね。

すごい監督だったんだと思い知らされた映画でした。

 

カラーアニメーションで、あんな手書きのような

優しい画面が見られなくなるなんて。

 

かぐや姫の物語』を作るにあたって、

スタジオジブリがずたぼろになった逸話は

とんでもない話ではあるけれど、

精魂込めた作品作りとはそういうものなのだと

痛感させられた話でとても好き。

 

ご冥福をお祈りいたします。

 

あー、『ホーホケキョ となりの山田くん』みよお!!

 

 

 

【ただの日記】脱アニメ鑑賞したはいいが

ちょっと前まで、私は割とアニメを好んでいました。

 

 毎期ごとに新作アニメをチェックしては、

ことこまかに鑑賞していました。

オタクとはいえない部類でしたが、

鑑賞しては分析したり、

あーだこーだと感想を言ったり、

楽しんでいました。

 

ただ時間もなくなり、

意味も分からない義務感までも生じてきて、

ちょっと精神的に負担を感じるようになりました。

そんな楽しめないなら意味はないので、

チェックすることすらしなくなりました。

 

ということで、今となっては何にも観ていない。

映画と海外ドラマが面白いのだもの。仕方ない。

 

のだけど、弱虫ペダルだけは見逃すまいと思っていた。

 

弱虫ペダルだけは…

 

ということで、今更弱虫ペダル GROLY LINEが

放送されていることを知りました。

 

自分にがっかり

 

twitterをそんなに見なくはなっていたのですが、

twitterを見ても今期はポプテピピックの話をしている人が

多いのもあって、

弱虫ペダルが放送されているなんて

微塵も思っていませんでした。

ポプテピピックも1話しか観てないしな!

 

あーあーあーあーあー

 

小野田きゅん…

 

 

それだけです。悲しい。

 

自分に負担をかけてまで楽しいと思えるものではなかったので、

こまめにチェックして鑑賞するっていうところから

脱却できたのはよかったんだけど、

本当に楽しかったことすら忘れていたらあかん!

好きなアニメのこと、忘れたらあかん!

 

毎期のアニメチェックぐらいはしようかなと改めます。

これ以上見逃したくないもの。

 

誰にも言えなかったから、ブログに書きました。おわり。

5年ぶり2回目の『ゲーム・オブ・スローンンズ』シーズン1 第1話鑑賞

映画好き、海外ドラマ好きならば

今や知らない人がいないといっても過言ではないのではないか、

ゲーム・オブ・スローンズ』を挑戦したのは

スターチャンネルで放送された2013年のこと。

 

なんかダメだったんだよね。 

 

あれはいったいなんだったのかってぐらい、

今は楽しんでみています。4話まで観ました。

 

基本的に感情移入型なので、主人公不在で、

しかも皆なんとなく感情移入しにくい人ばかりな

ゲーム・オブ・スローンズ』は

なんとなく13年に観たときにはしっくりこなかったんだろうなと思った。

 

じゃあ、なんで今は楽しんでみられるんだろう。

理由を考えてみました。

 

・2回目だからお話が頭の中でなんとなく交通整理されてる

主人公不在なのに結構場所いったりきたりしているからね。

 

・感情移入できる人物がいた!

ブラン、アリアとお兄さんにひどいめあってる美人妹がいい。

 

ピーター・ディンクレイジへの親しみ度がかなり上がっている

何となく後付けの理由だけど…

彼が売れたのってコレなんだね。知りませんでした。

 

皆主人公だけど、皆主人公ではないから

なんというか、集中して画面をみられなかったんだけど、

今は気になる人もいるし、「先が気になる!」って

ところまできたので、今後も楽しく観る予定。

といっても、シーズン7まで飽きずに観られるかな…

 

私、飽き性なものだから、海外ドラマをずっと観るのって

どうも苦手でできたことがないんですよね。

その飽き性がどこまで観ることができるか…

ワクワクしております。

【映画と私日記】熱を出した。

38度オーヴァーの熱を出しました。

つらかった。

 

3回病院に通った挙句、インフルではありませんでした。

熱もすぐ下がったけど、3回通った。

つらかった。

結果ただの風邪。

 

なぜ熱が出たかというと疲労だと思う。

 

今年から資格のための勉強をはじめ、

スヌーピーライフというアプリゲームをはじめ、

タバタ式トレーニングをはじめた。

家事、育児、仕事、映画に加えてスケジュールびっちり。

私はとても忙しかった。

 

平日夜は1日だけ映画館に行ってもいいという

夫婦間の暗黙のルールみたいなのがあるのだけど、

熱を出した前の週から疲れて、

それが身体が動かなくて出来なかった。

 

それでも、私は頑張って映画を観ていた、スマホで。

 

スマホ映画は私に映画充を与えてくれたが、

疲労も与え続けてくれた。

 

その結果が38.6度である。

改めて、たけえ。

 

楽しかったけど、その反動がでかすぎたので、

ちょっとこりた。ちょっとだけ。

体力がないと映画館に行けない。

今映画館で面白い映画がたくさんかかっているというのに、

この2週間、私は1本も観に行けていない。

本末転倒!本末転倒!

 

もうちょっと自分の体力に関して慎重になろう。

あと、スマホ映画鑑賞のために

スマホゲームばかり一人でしている夫のことも大切しよう。

そう思った。

『マッドバウンド 哀しき友情』『デトロイト』を観て思う、差別とその染みついた血。

ちょうど近い時期に『マッドバウンド 哀しき友情』と

デトロイト』を観ました。

どちらも黒人差別についての映画です。

とても暴力的。

 

この映画たちの反対とでもいうんでしょうか、

差別がなくなる方向の映画で、

去年『ドリーム』が話題になりましたが、

私はあまり乗り切れなくて。

 

っていうのは、それは一定の白人の黒人に対する

差別に関しての映画を結構観てきたんですけど、

自分がアジア人であることもあって、

白人と黒人しかいないような世界に

ウンザリしてきているってのがあります。

 

でも、反省しました。

この2本見て、映画でも何度でも

思い出させるぐらい描く必要性のあることなのだと

思い知らされました。

 

そしてさらに、これは現在でも続いているんだと

知らされることになるわけです…

  

miyearnzzlabo.com

 

『マッドバウンド 哀しき友情』は第二次世界大戦前後の話、

デトロイト』は1967年の話ですから、

その間20年ですが、一定の白人の黒人に対する差別は

変わっていることはあまりなく、

さらに町山さんの解説を読み、さらに絶望的な気持ちに。

 

どちらの映画も観て良かったと思える映画でした。

特に『マッドバウンド 哀しき友情』は

映画的にドラマチックで私好みの映画でした。

デトロイト』はあくまでドキュメンタリー風なのもあって、

映画的なドラマチックさがラストぐらいにしかないです。

怖い映画なのは『デトロイト』のほうですね…

 

***

 

人種はただあるだけで、差別するものではないのだと

感じ入ることになりました。

その違いはただあり、受け入れるだけが

私が出来ることなのだと弁えることが必要だと思いました。

 

それでも白と黒の世界に、ある程度の違和感は

まだまだあります。

それもあって、『ビッグシック ぼくたちの大いなるめざめ』は

とっても楽しみにしていたりします。

 

gaga.ne.jp

差別の話って実話が多いね。

『ロスト・エモーション』を観て思う、感情への認識。

【ネタバレっぽいところがあります。観る予定の人は読まなくてもいいかも!】

 

WOWOWで『ロスト・エモーション』をやっていたので

スマホ鑑賞いたしました。

「未体験ゾーン」でやっていたり、

タマフルで三宅隆太さんのベスト10入りしていたり、

ロケ地が日本ということもあり、ノリノリで観ました。

 

クリステン・スチュワートの美しさは

今更言うまでもなく(大好き大好き)

ニコラス・ホルトよぉ…

 

最近見返した『シングルマン』でも思ったんだけど、

ニコラス・ホルトの瞳の吸い込まれる具合ヤバイ。

そんな外見好みってわけでもないんだけど(失礼)

見入っちゃう人ですね。素敵でした。

 

 ***

 

この映画に出てくる登場人物たちは

遺伝子操作で感情をなくしているってことらしいんですが、

どっちかっていうと、感情の波を制御しているような印象。

人を殺したいほど憎しみを抱いたり、

何かを破壊してまでの欲求を抱いたり、

人生をかえてしまうような愛情を抱いたり、

そういうのが一切ない世界ってことのようです。

基本真顔のまんまなので、ちょっとギョッとするときある。

 

でも、暮らしている人たちは

感情というか、気持ちみたいなものはしっかりあって、

他人のそういうのを気遣う言葉もしっかり残っている。

 

それなのに、何故か

SOSっていう激しい感情をもつことが

感染症として扱われていて、そこが興味深くて。

 

この映画のなかでは

感情って伝染するっていう認識なんだなぁと。

確かに言われてみればその側面はある。

例えばもらい泣きとかもそれに当てはまる。

 

そして、もう1つ感情というものの認識の中で

気にかかったのがラスト。

 

ラストで、感情をほぼ失った人が

もう1度思い出したのかな?と思えるような描写があるのですが、

感情って記憶と深くリンクしているよね、確かに、と

思って、なんだかしっくりきました。

 

***

 

 ディストピアSF、特に管理社会の話においては

感情について描かれますね。

それゆえ感情に耽溺したように描かれることも多いと

思うのですが、この映画はそういうこともなくて

好感が持てました。

 

感情論的なものを見せられたような鑑賞後感があります。