ちんとんしゃんてんとん

好きな娯楽、ダラダラ日記、生活のことを書いている

【ただの日記】アメリカ(大きい)と私(小さい)の戦争観の違いの話

映画のジャンルの中でも戦争映画というのが

一つのジャンルの中にあります。

一番多いのは第二次世界大戦らしいのですが、

印象的なものが多いのはベトナム戦争に関する映画です。

直接的にも間接的にも描かれることが多いのは、

他の戦争よりも桁違いに民間人が亡くなっていると

聞いたことがあるので、それが問題にあるからかもしれません。

とはいえ、ベトナム戦争の問題は複層的です。

一概には言えないし、ここでそれについて話すには

私は知識がなさすぎるので、致しません。

 

で、なんの話をしたいかというと、

戦争に勝つこと、負けることについてです。

 

今年公開された『ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書』の中でも

ベトナム戦争の戦況を改ざんされていたという問題が扱われていますが、

どうやらアメリカは戦争に負けるということが

かなり嫌だという国民性があるということです。

 

私にはこれが理解できませんでした。

なんで負けるのが嫌なのか?

不利益が出るというよりは、

単純に戦争に負けるということが

アメリカ人にとってはかなり不名誉なことなのだという

印象を受けました。それが理解できませんでした。

 

そうぼんやりとした疑問を持っていたのですが、

先日アフター6ジャンクションというラジオ番組で

アメリカと日本のファッションについての特集がありました。

そこで、アメリカが何で戦争に負けるのが嫌なのか、

ピンとくる理由を説明してくれて、腑に落ちました。

 

下記リンクから音声聞けます。

日本は世界一ファッションにこだわる国だった!?【海外から注目される裏原宿】

 

端的に言ってしまうと、

アメリカって戦争に勝つことによってできた国ってことですね。

アメリカって歴史が浅い国だけに、

その成り立ちへの誇りがあるのだということでしょうか。

そこに関して腑に落ちました。

 

そしてあることにも気づきました。

私はなぜ戦争に負けることが不名誉だと

全然思っていないのか。

それは日本が敗戦国であり、被爆国であり、

そこから憲法9条を掲げるに至った国だから、

ということなんだろうなと思います。

 

その裏にアメリカという国がチラつくのは分かってはいますが、

憲法9条を作ったのは日本人ですし、

被爆国として伝えることをやめなかった人たちがいる国だという

ことが、私には誇りに思えることだということです。

 

負けを認めるまでは、あきらめないし

国民には嘘つきまくるし、

そこはかなりひどいものだとは思います。

けども、負けてからは経済成長もとげ、

(まぁバブルとかはありましたけど)

高水準の教育もうけられるようになり、

今の日本があるのだなぁと思うと、

負けを受け止められてよかったなぁと思うのです。

(現状は問題だらけだとは思いますが)

 

 

て、これって社会の教科書の話でもあるな、と。

私のそういう考え方って社会の教科書が

その当時担保していたもののお陰なのだと思うのです。

(今はどうかは知りませんが)

 

スウェーデンの小学校社会の教科書を読む』という本が

一時期話題になりましたが、なるほど、

この教科書を読んでいる子は、社会の一員としての自覚が

政治への関心の有無関係なく、あるだろうなと

とても納得できたんですよね。

 

多分それが、実は私にも起きている、と実感したんです。

それが敗戦国としての誇りみたいなものなのだと。

 

社会の教科書の影響だな、と思うことは

この年になるとチラチラ出てきます。

あぁ教育ってこうやって活きてくるんだと

実感する出来事でした。

 

教育って糧にも足枷にもなりますから、

どういう教育を受けられるかって

かなり重要なんだなと思いました。

気を付けよう。

 

それにしても、とりとめのない話になりました。

 

スウェーデンの小学校社会科の教科書を読む: 日本の大学生は何を感じたのか

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